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2021年振り返り

仕事

2021年もっとも大きな出来事として、4月に転職をした。これまでは新卒で入社した会社から業務委託でいろんな現場に行って仕事してきたが、いまは Fintech スタートアップにいる。自分のおかれる状況が今までと変わって、しばしば大変な思いをしつつも、なんとかやっている。

この転職をきっかけに本当にいろいろなことが変わった1年だったと思う。

技術

主に使う言語は Java から Go に変わった。メインはバックエンドだけど少しフロントエンドもやっていて、そっちでは TypeScript と React を使っている。要素技術としては OAuth 2.0 と OpenID Connect について、クライアントの実装を通して理解を深めた。

インフラ面では、GCP を本格的に使っている。GKE、Cloud Run や Spanner など。それから秒間1万近い大きなトラフィックを扱うようになった。これほどのトラフィックやユーザー数では設計や実装にも考慮が必要だとか、DB って本当に遅いのだなとか、実体験として経験できた。

読書

年明けぐらいからいろいろと思い悩むことがあって、なにか解決のきっかけを探すようにして本を読んでいた。小説や技術書以外の本、とくに人文書を読むようになった。むしろ小説はあまり読めなくなった気さえする。

なかでも養老孟司の本が気に入って数冊読んでいる。話は飛ぶし突拍子もないことを言い出すときもあるが、基本的には現実に足で歩き、目で見て、手で触れた感覚で考えろという話が多い。わかったフリをしがちな自分には背筋が伸びる思いで、地に足をつけなければ、と思いながら読んでいる。

美術鑑賞

そういった読書の中で「13歳からのアート思考」という本に出会い、これをきっかけに美術館に足を運ぶようになった。

最初の頃は、なにか理解しなければ、感想を持たなければと挑むように考えていたところがあったが、つい最近観た展示は深く考えずフラットな気持ちで観られたように感じている。

日記

4月から日記をつけ始めた。書き続けられていることに自分でも驚いている。

日記をつけ始めてしばらくしてから、ノートに思考を手書きすることで考えが整理されたり、気持ちが落ち着いてくることに気付いた。心を整える方法を1つ身につけられたのはとても大きな収穫だったと思う。

日常的に紙に文字を書くことが増えたので、ボールペンを集める楽しみが増えた。いまは サクラクレパスのボールサイン iD plus 0.5mm フォレストブラック が一番気に入っている。0.5mm だとほとんど黒でなんとなく緑がかっているぐらいの感じが良い。

ごはん

これも4月頃からの習慣として、入ったことのない個人経営の飲食店を訪ねるようにしている。これは日常的に小さな挑戦ごとを積み重ねることで度胸をつける試みとしてやっている。

これは思った以上に楽しくて、地元には思ったより多くの飲食店があるとわかったし、意外な出会いや経験ができたと感じることもあった。行ったお店は Google マップに記録している。今のところ地元の飲食店だけで60ヶ所は行ったようだ。

外食が多くなると食費が高くなるので、外に出ない日の昼食は冷凍パスタで済ませる日が多くなった。いろいろ試して、価格と味のバランスが良いものを探した。日清フーズの「超もち生パスタ」シリーズか、日清食品の「もちっと生パスタ」が良いが、コープの PB 商品はその2社の系列で製造していて味が同等で価格がさらに安い。というわけで最近はコープの冷凍パスタを買いだめしている。

キーボード

2020年に作ったキーボードにかなり満足していて、2021年はカスタマイズを楽しんだ。

静音タクタイルにだんだん飽きてきて、TTC Bluish White スイッチに換えた。当初はトップアウトの音が気になっていたものの、Deskeys フィルムを貼る mod で多少抑えられて、結果的にかなり良いスイッチになった。

そのほか

音楽について。おもに adieu を聴いていた。比較的ゆったりとした曲が多くて、独特な透明感のある声が聴いていて心地よい。

ジョギングについて。始めたけど続いていない。明確に LDL コレステロールの値に響くのでやったほうが良いとは思っている。

4月末ごろ、リビングにソファを買った。背もたれが大きく頭を支えてくれて、座面はあまり沈み込まないところが気に入っている。胡座をかいてノートパソコン広げてコードを書いたりブログを書いたりしたかったので、それができるようになって大変うれしい。

近所にある10年通ったラーメン屋が閉店してしまった。とても残念。閉店1日前に食べに行ったところ、今まで見たことないほど混んでいて、有終の美という感じで良かった。


2021年は、自分自身に向き合う時間の多い1年だった。2020年のことがずいぶん前のことのように感じる。それだけ濃い時間を過ごしたのだと思う。